前回は交渉での解決にかかるおおよその期間について説明いたしました。
今回は裁判になった場合に、解決までにかかる期間についてご説明します。
裁判の場合、終わり方としては大きく①和解と②判決に分かれます。
①和解の場合
慰謝料訴訟の場合、裁判官からは、最初から和解の話を出されることがあります。
最初から和解の話で進んでいく場合には半年以内に終わることが多いです。
審理を進めていく中で、最終的に和解の話になった場合には、半年~1年くらいかかります。
②判決の場合
和解の見込みがない場合、判決で解決することになります。
この場合、尋問(法廷で弁護士や裁判官から質問される場面です)の手続きを
経るため、1年以上はかかることが多いです。
裁判は確実に事件を終わらせることができる反面、解決に至るまで時間はかかります。
そのため基本的には交渉→解決に至れない場合→裁判の流れですすめていきます。
ただ、慰謝料訴訟の場合には和解で終わることが多いため、
依頼者様のご意向によっては訴訟から始める場合もあります。
具体的な事件の内容や相手方がどのような人物かによって
方針や解決方法は変わってきますので十分にご相談のうえ、ベストな方法を選択していきます。